食べ放題の放題の意味、語源、類語。食べ放題の発祥は?

食べ放題のメニューがあると嬉しくなってしまう人も多いのではないでしょうか。

食べ放題は、定額料金を支払えば一定の料理や果物などを希望する量だけ食べることができるサービスになります。

食べ放題や、散らかし放題などに使う「放題(ほうだい)」の語源を調べると、「放題」の意味が理解しやすいと考えられます。

また、食べ放題の発祥なども知っていれば役立ちそうです。

 

次に、食べ放題に使われる「放題」の語源と「放題」の意味・食べ放題のこと・食べ放題の発祥、などの紹介をします。

 

「放題」の語源・意味

 

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食べ放題や散らかし放題に使われている「放題(ほうだい)」の語源や「放題」の意味を紹介します。

「放題(ほうだい)」の語源は、和歌や俳句に起源があるとされています。

和歌や俳句では、主題(テーマ)から外れた事物を詠むことを「傍題(ほうだい)」と言いました。

本来の主題(テーマ)から外れたものを詠んだりすることは、自由に好き勝手に詠んだりすることになります。

和歌や俳句で使われた「傍題(ほうだい)」が、自由に好き勝手に振る舞うなどの意味の「放題(ほうだい)」に変化したと考えられています。

「放題(ほうだい)」の意味は、

・常軌を逸していること・途方もないこと・途方もないさま・振る舞いの下品なこと

・礼儀の正しくないこと・振る舞いが下品なさま・礼儀の正しくないさま、などになります。

次に、食べ放題のこと・食べ放題の発祥、などの紹介をします。

 

食べ放題

 

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「放題」の語源は和歌や俳句にあると考えられています。

「放題」の意味は、常軌を逸していること・途方もないこと、などです。

飲食店の、レストラン・ファストフード・焼肉・かに料理・しゃぶしゃぶ・寿司・中華・ジンギスカンなどで、食べ放題のシステムがあります。

食べ放題とは、一定料金で指定された範囲から好きなものを好きなだけ食べることが可能な食事のシステムのことです。

食べ放題のシステムには、時間制限が存在しないスタイルと、回転率の向上を目的に時間制限を設けるスタイルがあります。

日本のホテルではレストランでの朝食サービスなどに食べ放題のシステムが採用されています。

食べ放題のシステムでは、飲食店が独自性を打ち出す目的で、複数メニューではなく「一品食べ放題」にする場合もあります。

食材単品・一品料理・スイーツなどを対象とした「一品食べ放題」などは人気があるようです。

ケーキなどを中心としたデザートバイキングや、野菜類のサラダバーで食べ放題システムを設けている店もあります。

次に、食べ放題の発祥を紹介します。

 

食べ放題の発祥

 

日本での食べ放題の第一号は帝国ホテルのレストランだったようです。

昭和33年(1958年)に誕生した帝国ホテルの「インペリアル・バイキング」で、始まった食べ放題のバイキングが始まりとされています。

帝国ホテルの支配人犬丸徹三が、新レストランに食べ放題のシステムを取り入れました。

食べ放題システムの発案の元は、北欧や欧州の一部にある「スモーガスボード」です。

「スモーガスボード」とは、ビュッフェスタイルで好みの料理を各自でとってくるビュッフェスタイルでの食べ放題になります。

「スモーガスボード」という名前が日本人には馴染みがなく覚えにくかったので、帝国ホテルでは料理の名称の社内公募を行いました。

社内公募の結果、北欧イメージの「バイキング」に決まりました。

以上から、スモーガスボードと同じ食べ放題の形式を「バイキング」の名称にしたとされています。

「インペリアル・バイキング」が大評判となったことで、ビュッフェ形式の食事スタイルとともに、バイキングという名称も日本中に広がり定着しました。