荒唐無稽の意味、語源、使い方、類語、対義語
「荒唐無稽」の言葉の意味を知らなければ、「荒唐無稽」の上手な使い方ができません。
「荒唐無稽」の意味や語源などが分かって使い方が分かれば、間違った使い方をして恥ずかしい思いをすることはありません。
「荒唐無稽」の類語も知っていれば、日常会話や文章を書く時に上手に使えます。
次に、荒唐無稽の意味・荒唐無稽の使い方・荒唐無稽の語源・荒唐無稽の類語などの紹介をします。
荒唐無稽
「荒唐無稽」の読みは「こうとうむけい」になります。
荒唐無稽の意味には、
・根拠がなく現実味が感じられないこと
・根拠がなく現実味が感じられないさま
・言動に根拠がなくてとりとめもないこと
・でたらめ・でたらめであること、などになります。
荒唐無稽の使い方を紹介します。
・荒唐無稽な計画・荒唐無稽な話・荒唐無稽な物語・荒唐無稽な手段
・荒唐無稽な映画・荒唐無稽な物語に粉飾する・荒唐無稽をきわめている
・荒唐無稽な空想にすぎなかった・荒唐無稽な夢をみる・荒唐無稽が禍いする
・荒唐無稽と罵っていた・荒唐無稽なところがありますか・荒唐無稽とはいいきれない
・荒唐無稽を笑って・荒唐無稽を信じなければいけない・荒唐無稽な刺激を求め過ぎて
・荒唐無稽な心境を至る・荒唐無稽なものとされている・荒唐無稽を極めた
・荒唐無稽でないことだけはわかる・荒唐無稽といって処理できない
・荒唐無稽に見える、などがあります。
次に、荒唐無稽の語源・荒唐無稽の類語の紹介をします。
荒唐無稽の語源
荒唐無稽の意味は、根拠がなく現実味が感じられないことです。
荒唐無稽の使い方には、「荒唐無稽としか思われない」、などがあります。
荒唐無稽の語源が分かるには、荒唐無稽の文字の概要を知ることが大切です。
「荒」の意味には、あらい・あれる・作物が実らない・開拓されていない、などがあります。
「荒」は「艸(そう)」を部首に持つ、艸部6画の総画数9画の漢字です。
「荒」の音読みは「コウ」で、訓読みは「あ(らす)・あ(れる)・あら(い)・すさ(ぶ)・すさ(む)」になります。
「唐」の意味には、中国のこと・外国、などの意味があります。
「唐」は「口(こう)」を部首に持つ、口部7画の総画数10画の漢字です。
「唐」の音読みは「トウ」で、訓読みは「から・もろこし」になります。
「無」の意味には、ない・存在しない、などがあります。
「無」は「火(か)」を部首に持つ、火部8画の総画数12画の漢字です。
「無」の音読みは「ブ・ム」で、訓読みは「な(い)」になります。
「稽」の意味には、かんがえる・計る・比べて考える、などの意味があります。
「稽」は「禾(か)」を部首にもつ、禾部10画総画数15画の漢字です。
「稽」の音読みは「ケイ」で、訓読みは「かんが(える)・とど(める)・とどこお(る)」になります。
「荒唐無稽」の「荒唐」は、「荘子」天下篇の中の「荒唐の言」から取られています。
荒唐とは、“限りなく大きい”という意味になります。
「無稽」は「書経」の中の「無稽の言」から取られています。
無稽は「根拠がない」という意味になります。
「荒唐の言」と「無稽の言」が一つになって「荒唐無稽」という言葉になったといわれています。
次に、荒唐無稽の類語の紹介をします。
荒唐無稽の類語
荒唐無稽の類語を紹介します。
・滑稽な・馬鹿ばかしい・ 阿房臭い・目茶苦茶・不合理・馬鹿臭い
・目茶目茶・とんちんかん・滅茶苦茶・阿房くさい・理不尽・おかしい
・非常識・無茶苦茶・馬鹿らしい・筋違・無根・与太・架空
・ファンタスチック、などがあります。