毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)は毛孔角化症(もうこうかくしょう)とも呼ばれています。

腕・太もも・背中などの毛穴が詰まって盛り上がる角質異常の皮膚疾患です。

二の腕・太もも・背中の毛穴が詰まって盛り上がり、ザラザラぶつぶつになります。

毛孔内に角質が充満して表皮にまで盛り上がる角化症でブツブツ・ザラザラの皮膚になります。

ブツブツが気になるので、二の腕を露出するのが恥ずかしいと困っている女性も多いようです。

男性も毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)で悩んでいます。

女性ほどは隠さないですが、二の腕・太もも・背中のブツブツ・ザラザラを気にしている男性も多くいます。

自覚症状もなく健康上では重大な問題を起こすことはありません。

痛くもかゆくもないけど、見た目がブツブツ・ザラザラなので二の腕を出す機会が多い女性の間では大きな悩みになっています。

家族性が多いので遺伝性の皮膚疾患とされています。

 

次に、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)について紹介します。

 

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)

 

di_img_5771500_tp_v

 

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)は毛孔角化症(もうこうかくしょう)とも呼ばれる、遺伝性皮膚疾患です。

毛穴が詰まって表皮にまで盛り上がる角化症で、ブツブツ・ザラザラの二の腕に悩んでいる女性も多くいます。

昔はビタミンA不足やホルモン代謝異常が原因と考えられていましたが、最近では遺伝性皮膚疾患になっています。

小児期に発症して思春期に増加する傾向があり、日本の小学生の4~6年には23%程度みられるそうです。

アトピー性皮膚炎や肥満と同時に発症する例が多くあります。

 

太ももや背中も

 

8ccf3d3bc476561904a8e5676f28548b

 

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)が現れるのは二の腕だけではありません。

太ももや背中にもブツブツ・ザラザラの角化症が現れます。

一般的には小学校高学年で罹患して思春期で増加して20代以降は年齢とともに次第に軽減します。

30代には自然に消えてしまう人が多いようです。

30代を過ぎても消えない人もたくさんいますし、男性でも発症して悩んでいるケースも多くあります。

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)は良性疾患なので放置していても健康上な重大な問題はありません。

また、他人に感染するようなこともないので、二の腕・太もも・背中のブツブツ・ザラザラが気にならなければ放置していても問題はありません。

 

毛孔性苔癬の対処

 

二の腕・太もも・背中の毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)は良性疾患なので放置していても問題はありません。

女性の場合はブツブツ・ザラザラが気になってファッションや水着などで困っているケースもあります。

自宅での毛孔性苔癬の対処法を紹介します。

ブツブツ・ザラザラのケアには、肥厚した角質を除去して保湿スキンケアをする方法があります。

肥厚した角質の除去では、毛孔性苔癬をナイロンタオルなどで擦る方法や丘疹を潰して中身を出すなどはしてはいけません。

また保湿スキンケアはこまめに行います。

まず、皮膚科で毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)用の外用薬を処方してもらいます。

市販の外用薬よりも保険適用の皮膚科で外用薬をもらってケアする方法が安全で速やかにケアできます。

皮膚科で処方された外用薬の他にも漢方の内服薬もあります。