蚊嫌草(蚊連草)の効果と置き場所、育て方
蚊嫌草(カンソウ)は蚊連草(カレンソウ)とも呼ばれる、蚊を寄せ付けないハーブです。
蚊を寄せ付けない植物として注目の蚊嫌草(カンソウ)・蚊連草(カレンソウ)は、ゼラニウムの一種です。
ゼラニウムが元々持っている虫除け効果のより強い種類が、蚊嫌草(蚊連草)だと考えられます。
蚊嫌草(蚊連草)は半日陰でも育ちますが高温多湿が苦手な植物です。
日当りのいい場所で良く育ちますが、半日陰のような場所でもOKです。
蚊嫌草(蚊連草)は、高温多湿が苦手なので梅雨や湿度の高い気候が続くと枯れることもあります。
高温多湿に弱い植物ですが風通しが良ければ育ちます。
暑さが弱いので、真夏は出来れば半日陰に移動させてください。
蚊嫌草(蚊連草)を植えつける時期は真夏と冬以外の期間にします。
育てるのが簡単なゼラニウムです。
普通の土に植えれば適度な水と日光だけで元気に育ちます。
次に、蚊嫌草(蚊連草)の育て方などの紹介をします。
蚊嫌草(蚊連草)
蚊嫌草(蚊連草)は、アフリカンゼラニウムとシトロネラの異種交配で生まれた植物です。
シトロネラは蚊が嫌う成分をだす植物です。
シトロネラに含まれる蚊が嫌う成分はシトロネラールです。
シトロネラールは蚊に対する忌避効果がある成分です。
蚊嫌草(蚊連草)は、アフリカンゼラニウムとの交配によってシトロネラールの香りが強くなっています。
蚊が人や動物に寄って来るのは、人や動物が出す二酸化炭素や体温を感知するからです。
シトロネラに含まれているシトロネラール成分には、蚊の二酸化炭素察知能力を低下させる働きがあると考えられています。
シトロネラール成分で、二酸化炭素を感知する能力が低下した蚊は人や動物を探せにくくなります。
蚊嫌草(蚊連草)はどこに置く
蚊嫌草(蚊連草)からでるシトロネラールの香りで蚊を寄せにくくします。
しかし、蚊をまったく寄せなくなる効果はありません。
シトロネラールの香りは新芽から沢山出るので、常に新芽が出ている状態にすると効果があります。
常に新芽が出ている状態にするには適度な剪定がポイントになります。
葉の枚数が多いほうがシトロネラールの香りも強くなります。
蚊対策を考えるなら、蚊嫌草(蚊連草)の鉢植えを窓際に沢山置けば効果もあるかもしれません。
蚊嫌草(蚊連草)の育て方
蚊嫌草(蚊連草)の育て方の基本は日光です。
蚊嫌草(蚊連草)は日光によく当てた方がよく育ちますが、夏の直射日光は避けましょう。
蚊嫌草(蚊連草)の鉢への水やりは、土が乾いた時にたっぷりあげます。
蚊嫌草(蚊連草)は乾燥気味な状態を好む植物なので、湿った状態が続くと弱ります。
肥料は、春から秋にかけて2~3週間に1回程度与えれば元気に育ちます。
冬は凍らない環境が望ましいので、日の当たる暖かい室内に置いたほうが良さそうです。