イモリとヤモリとトカゲの違い

イモリとヤモリとトカゲの違いが分かりますか。

爬虫類や両生類が苦手な人には、イモリもヤモリもトカゲも同じに見えるのではないでしょうか。

イモリやヤモリは小さいですが、トカゲの中にはワニのように大型の種類もいます。

イモリとヤモリとトカゲの違いを子供に聞かれたときに、間違わないで答えられるように概要でも知っていれば役立ちます。

 

次に、イモリとヤモリとトカゲの違いを紹介します。

 

イモリ

 

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イモリとヤモリとトカゲの違いを分かるために「イモリ」の概要を紹介します。

イモリは、両生綱の有尾目に含まれるイモリ科イモリ属の両生類になります。

イモリが分布している地域は、アメリカ合衆国・カナダ・メキシコなどの北アメリカ大陸、アフリカ大陸の地中海沿岸、東アジア・ヨーロッパなどのユーラシア大陸、日本になります。

イモリは、自己防衛のために皮膚に毒を持つ種が多いとされています。

筋肉の力で毒を発射する「マダラサラマンドラ」などのイモリがいます。

特徴的な毒をもつイモリには、フグ毒と同じテトロドトキシンを持つ「アカハライモリ」や「カリフォルニアイモリ」がいます。

「アカハライモリ」は、略してアカハラと呼ばれています。

日本で単にイモリと呼ぶ場合は「アカハライモリ」を指すことが多いようです。

「アカハライモリ」は、別名には「ニホンイモリ(日本井守)」もあります。

イモリの最大種は「イベリアトゲイモリ」です。

「イベリアトゲイモリ」は全長が30cmもあります。

次に、ヤモリのこと・イモリとヤモリとトカゲの違いを紹介します。

 

ヤモリ

 

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イモリとヤモリとトカゲの違いを分かるために「ヤモリ」の概要を紹介します。

ヤモリは、「ニホンヤモリ」のことです。

「ニホンヤモリ(ヤモリ)」は、爬虫綱・有鱗目・ヤモリ科・ヤモリ属に分類されるトカゲの一種になります。

全長は10~14cmで、体色は灰色や褐色で、不鮮明な暗色の斑紋が入っています。

「ニホンヤモリ(ヤモリ)」が分布している地域は、中華人民共和国東部と日本と朝鮮半島になります。

日本では、秋田県以南の本州・四国・九州・対馬に分布しています。

「ニホンヤモリ(ヤモリ)」は、江戸時代に来日したシーボルトが新種として報告したことから、種小名の日本の意味である「japonicus」が付けられています。

「ニホンヤモリ(ヤモリ)」は、ユーラシア大陸からの外来種と考えられていて日本固有種ではありません。

次に、トカゲのこと・イモリとヤモリとトカゲの違いを紹介します。

 

トカゲ

 

イモリとヤモリとトカゲの違いを分かるために「トカゲ」の概要を紹介します。

トカゲは、有鱗目・トカゲ亜目に分類される爬虫類の総称になります。

トカゲの漢字表記には「蜥蜴」や「石竜子」があります。

トカゲの最長種には「ハナブトオオトカゲ」がいます。

「ハナブトオオトカゲ」の最大全長は475cmです。

トカゲの最大種は「コモドオオトカゲ」とされています。

トカゲの最小種は「ミクロヒメカメレオン」で、体長は最大でおよそ29mm程度です。

環境やストレスによって自身の体色を変える能力を持っている種もいます。

体色を変えるトカゲではカメレオンが有名ですが、他の種類のトカゲにも微妙に体色を変化させる種がいます。