志向、指向、嗜好の違い、意味、使い分け方

「志向」・「指向」・「嗜好」は“しこう”という同じ読みですが、文字の意味には大きな違いがあります。

「志向」・「指向」・「嗜好」の意味を知っていれば正しい使い方ができます。

「志向」・「指向」・「嗜好」の意味を間違って使うと恥ずかしいことになります。

「志向」・「指向」・「嗜好」の意味と使い方を調べてみました。

 

次に、志向と指向と嗜好の違い・志向と指向と嗜好の使い方などの紹介をします。

 

志向

 

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志向と指向と嗜好の違いを分かるために「志向」の概要と「志向」の使い方を紹介します。

志向の「志」の意味は、心がある目的に向かって動くことになります。

志向の「向」の意味は、ある方向に向かうこと・心が目指している場所などになります。

「志向」の意味は、気持ちがある目的を目指して向かうことになります。

「志向」は心理的な方向を表している言葉になります。

「志向」は考えや気持ちが、ある目的の方に向かっていることです。

心が何かを目指している意味なので、健康を目指している場合は「健康志向」になります。

「志向」を使った言葉には、本物志向・上昇志向・ブランド志向などがあります。

次に、「指向」のこと・「嗜好」のこと・志向と指向と嗜好の使い方などの紹介をします。

 

指向

 

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志向と指向と嗜好の違いを分かるために「指向」の概要と「指向」の使い方を紹介します。

指向の「指」の意味は、指し示すこと・指で示すことなどになります。

指向の「向」の意味は、ある方向に向かうこと・心が目指している場所などになります。

「指向」の意味は、ある物事が特定の方向を目指して向かうことになります。

「指向」は物理的な方向を表している言葉になります。

「指向」という言葉は、ある方向や目的を目指して向かう傾向を持つことや、ある特定の方向を指し示して向かわせる場合に使います。

指向を使ったよく聞く言葉に「指向性」があります。

「指向性」の意味は、音や電波などの強さが方向によって異なる性質の意味になります。

指向性マイク・無指向性アンテナ・指向性スピーカーなどと使います。

次に嗜好のこと・嗜好の使い方を紹介します。

 

嗜好

 

志向と指向と嗜好の違いを分かるために「嗜好」の概要と「嗜好」の使い方を紹介します。

嗜好の「嗜」は、「嗜む(たしなむ)」という字になります。

「嗜む(たしなむ)」は、好んで親しむ・好んで食べたり飲んだりするという意味になります。

「好」は好む(このむ)や好き(すき)という字になります。

「嗜好」という言葉では「嗜好品」をよく耳にします。

嗜好品と聞くとタバコが思い浮かびます。

「嗜好」(しこう)意味は、つねづねその物事を好んで親しむこと・それぞれの人のこのみのことになります。

「嗜好」という言葉はたばこや飲食する物に対して使っているのを耳にしますが、「嗜好」という言葉はファッションや音楽や絵画などにも使われています。

よく耳にする「嗜好品」とは、栄養を摂取するためではなく、味覚や嗅覚などを楽しむために飲食されるものや喫煙物を指しているようです。

「嗜好品」は、生命を維持するために必要な栄養成分を摂取するのではなく、心身の高揚感・ストレス解消・リラックス目的で摂取します。

志向・指向・嗜好の使い方を知っていれば、恥ずかしい思いをすることはありませんね。