雛人形の右大臣と左大臣はどちらが偉い?席次、意味、飾り方

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桃の節句のひな祭りは、上巳の節句と呼ばれる五節句の一つになります。

五節句には、3月3日の上巳の節句に加えて、1月7日の人日(じんじつ)の節句・5月5日の端午(たんご)の節句(菖蒲の節句)・7月7日の七夕(しちせき)の節句(七夕・たなばた)・9月9日の重陽(ちょうよう)の節句(菊の節句)があります。

3月3日の桃の節句(上巳の節句)のひな祭りには雛人形が飾られます。

雛人形の飾り方には、親玉飾り・七段飾り・五人飾り(二段飾り・三段飾り)があります。

親玉飾りでは、男雛と女雛一対の親王様が飾られます。

七段飾りでは、男雛と女雛に加えて三人官女・五人囃子・随臣・仕丁の雛人形が飾られます。

五人飾りでは、男雛と女雛に加えて三人官女を段飾りします。

親王様の内裏雛の男雛のとなりの女雛(めびな)は宮中のお姫様の着物を着ています。

袴をはいて着物を何枚も重ねて上着・唐衣を着て、裳をつける十二単を着ています。

男雛と女雛の次の二段目には、内裏様に仕える三人官女を飾ります。

三人官女の下の三段目には五人囃子になります。

五人囃子は能楽の囃子方をかたどった子供の姿をしています。

五人囃子の下の四段目は随臣になります。

随臣は親王様がいる御殿を守る右大臣と左大臣になります。

右大臣・左大臣の随臣の下の五段目には、唯一の庶民の雛人形の仕丁(しちょう・じちょう)になります。

仕丁は内裏様のお供・庭掃除などの御所の雑用をする宮中では位の低い存在の雛人形です。

 

次に、桃の節句のひな祭りに飾る雛人形の中の随臣の右大臣・左大臣のことや、どちらが偉いのかなどを紹介します。

 

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雛人形の随臣

 

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七段飾りの雛人形では、最上段に親王様である男雛と女雛を飾ります。

二段目に三人官女・三段目に五人囃子・四段目に随臣・五段目に仕丁を飾ります。

随臣は右大臣と左大臣といわれていますが、武具を身に着けているので実際には左近衛中将(さこんのちゅうじょう)と右近衛少将(うこんのしょうしょう)ではないかという説もあります。

左近衛中将と右近衛少将は、天皇のそばに仕えて護衛する衛仕になります。

現代では皇宮護衛官(天皇や皇族の警備)になりますね。

右大臣(うだいじん)と左大臣(さだいじん)は朝廷の最高機関の太政官の職です。

 

右大臣(うだいじん)

 

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右大臣(うだいじん)と左大臣(さだいじん)のどちらが偉いかを知る前に右大臣の紹介をします。

右大臣は左大臣とともに太政官の事実上の長官になります。

しかし、左大臣がある場合は議政官の首座は左大臣になります。

左大臣が置かれていない場合や差し支えて出仕しない場合に右大臣が朝議を主催しました。

また、左大臣が関白であった時にも右大臣が政務を司ったとされています。

右大臣は明治18年(1885年)の内閣制度の発足に伴い廃止されています。

 

左大臣(さだいじん)

 

右大臣と左大臣のどちらが偉いかが分かりましたか。

議政官の首座は左大臣だとされていたので、右大臣よりも左大臣のほうが偉くなります。

左大臣は太政官の職務を統べる議政官の首座として朝議を主催していました。

事実上は左大臣の上位職はありました。

しかし、左大臣の上位の太政大臣は名誉職であったので、左大臣が太政官における事実上の最高位であったとされています。

歴史上でも、藤原道長・藤原頼通も長期にわたって左大臣の地位を保持し続けていました。


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