手の甲に赤い斑点ができる原因、症状。かゆみの有無で治療が違う?
手の甲に赤い斑点がでたことはありませんか。
赤い斑点にかゆみがある場合とかゆくない場合では、原因・病気応じた対処方法があります。
手の甲に赤い斑点ができる原因を紹介します。
日光・日焼け・ストレス・ダニ・マラセチア菌・手湿疹・慢性湿疹・多形紅斑型しもやけ・肝臓機能の低下・アレルギー性皮膚接触炎などです。
日光を原因とした手の甲の赤い斑点は、太陽の光の紫外線を原因としたアレルギー反応と考えられます。
紫外線を原因としたアレルギー症状では、ひどい乾燥肌・ピリピリした痛み・肌が赤いなどの症状があります。
赤い斑点は通常はかゆくないようです。
紫外線によるアレルギー症状は、太陽の光を浴びた日ではなく翌日に表れます。
皮膚科での診察をおススメします。
ストレスでも手の甲に赤い斑点がでます。
ストレスで皮膚のバリア機能が著しく低下して赤い斑点が発症すると考えられています。
かゆく感じるかかゆくないは症状によって異なります。
ダニに噛まれると手の甲だけでなく肌に赤い斑点がでます。
赤い斑点はかゆいですね、かゆくない赤い斑点は他の原因が考えられます。
マラセチア菌はカビの一種です。
カビのマラセチア菌を原因として手の甲や手のひらに赤い斑点がでることがあります。
次に、手の甲の赤い斑点の原因・赤い斑点がかゆい場合とかゆくない場合などの紹介をします。
慢性湿疹
手の甲の赤い斑点は慢性湿疹かもしれません。
慢性湿疹の赤い斑点には激しいかゆみがあります。
かゆくない慢性的な湿疹は他の原因が考えられます。
慢性湿疹は我慢できないほどのかゆみがあります。
かき過ぎて皮膚に傷がつく・皮膚が真っ赤になる・皮膚が厚くなるなどを繰り返して症状が長引きます。
対策には、保湿・石鹸を変える・ストレス発散・ゴム手袋をして水仕事をする・皮膚科を受信するなどがあります。
肝機能の低下
肝機能が低下すると、手の甲ではなく手のひらに赤い斑点がでます。
手のひらの赤い斑点はかゆくないのが特徴です。
手のひらの赤い斑点は、肝機能低下や肝硬変などの病気の初期症状の可能性が高いので注意が必要です。
手のひらに赤い斑点がでて、体がだるい・食欲不振・肝臓周辺が痛いなどの自覚症状があったら、肝臓の専門医の診察をおススメします。
手湿疹
家事をする主婦や水仕事をしている人に発症する、手の甲の赤い斑点には手湿疹があります。
手湿疹は主婦湿疹とも呼ばれます。
手湿疹の原因は、皮膚表面の角層間脂質が少なることです。
毎日の洗剤を使った水仕事で角層間脂質が少なくなると手のバリア機能が低下します。
バリア機能が低下して外部からの刺激に弱くなると手湿疹を発症します。
手湿疹の特徴は、赤い斑点・強いかゆみ・水膨れなどです。
赤い斑点がかゆくない場合は手湿疹ではありません。
手湿疹の対処法は、洗剤をシッカリ落とす・水気をシッカリ拭き取る・ハンドクリームで脂分を補給するなどです。