かさぶたの跡が黒、赤、白い原因と消す方法。傷跡が消えない原因
「かさぶた」の漢字表記は「瘡蓋」です。
「かさぶた」は、外傷の過した形状の一種です。
「かさぶた」は、大きくて深い裂傷よりも擦り傷などに生じたものの方が、出血面積が広いため目立ちやすいですね。
動物の生体保護現象の一つです。
「かさぶた」は、傷口の出血を止める目的のものです。
「かさぶた」という名称はほぼ全国共通になっています。
北海道では「がんべ」と呼ぶ地域もあります。
東北及び北陸地方には、「かさびた」・「かさぴた」・「かさっ子」・「かさっぱち」等と呼ばれている地域もあります。
沖縄県周辺では「にーぶたー」と言う地域もあります。
西九州地方では「つ」と言う地域もあります。
福岡の一部地域では「と」や「とぅ」とも言います。
次に、かさぶたの働き・かさぶたの跡が白い・かさぶたの跡が黒い・かさぶたの傷跡が消えないことなどの紹介をします。
かさぶたの働き
「かさぶた」には2つの働きがあります。
・凝血塊を作って流血を止める働き
・新しい皮膚が形成される際の保護バリアとしての働きです。
「かさぶた」ができる過程は次のようになります。
・擦り傷や切り傷でケガをして出血すると、血管の収縮が起こります。
・傷口をキュッと引き締めて出血を減らそうとする反応が起こります。
・血液中の血小板が傷口に集まって血の塊を作って傷口をふさぎます。
・血小板の酵素は繊維状のフィブリンと呼ばれる物質になります。
・フィブリンと血小板や赤血球などが合わさって「かさぶた」を形成します。
怪我をしたら「かさぶた」のためにも、流水で洗って傷口を清潔にします。
傷口を清潔にしたら消毒などの適切な処置をします。
かさぶたの跡
かさぶたの跡が白い・かさぶたの跡が黒いと気になる人もいます。
かさぶたの跡が赤い・黒い・白い状態になっているのは、「かさぶた」がはがれた跡や剥がしてしまった跡になります。
傷口がまだ完全に治っていないのに無理に「かさぶた」をはがすと、黒い色素沈着や白いケロイド状に傷跡が残ることがあります。
「かさぶた」の跡が白いケロイド状になっているときにはレーザー治療が効果的だとされています。
「かさぶた」跡が黒い色素沈着の場合は皮膚の再生で薄くなるのを待ちましょう。
次に、かさぶたの傷跡が消えないと悩む前の予防方法を紹介します。
かさぶたの傷跡が消えない
「かさぶた」の跡が白いケロイド状はレーザー治療で治せます。
「かさぶた」の跡が黒い色素沈着の場合はひふの再生で薄くなるのを待ちます。
「かさぶた」の傷跡が消えないのは、真皮まで深く達した傷だった可能性があります。
皮膚の怪我の場合は傷がどこまで達したかによって治り方が変わります。
「かさぶた」の傷跡が気になる場合は皮膚科での相談をおススメします。