真っ白な機体の飛行機、ジャンボは何?飛行機の塗装で白が多い理由
飛行機の塗装には「白」が多いのが気になったことはありませんか。
ジャンボ飛行機が真っ白な機体で大空を飛んでいるのはカッコいいですね。
白いジャンボ機はよく目にしますが、ブルーやブラックやレッドカラーのジャンボ機を目にすることはありません。
飛行機の塗装は「白」が多いのはどうしてでしょうか。
次に、塗装のこと・飛行機の塗装・飛行機は真っ白な機体・白いジャンボ機が多いのはなぜ、などの紹介をします。
塗装
塗装(とそう)の英語表記には、「coat」・「painting」・「paintwork」などがあります。
塗装とは、材料の表面を塗料の皮膜で覆う表面処理のことです。
塗料には大切な役割があります。
塗装の役割は大きく分けて3つあります。
「保護」・「美観」・「機能」の3つです。
「保護」の役割は、金属の防錆など素材を長持ちさせることです。
飛行機の塗装では「保護」の役割が重要になります。
飛行機の大部分は金属で作られています。
金属の多くは大気中の酸素に触れることで酸化し錆を発生させます。
鉄は表面の錆が内部に向かって浸蝕する性質が強いのが特徴です。
金属で作られている飛行機は塗装が必須になります。
飛行機の塗装では、防錆用に耐候性に優れ厚い皮膜を作るものが使われていると考えられます。
「美観」の役割は、飛行機の塗装・車の塗装・携帯電話の塗装など、見て美しいと感じさせることです。
塗装には、装飾用に耐光性に優れ発色良く光沢ある表面に仕上がるタイプや、艶消しなど特定の性質を持つタイプなどいろいろあります。
「機能」とは、断熱遮断塗装(省エネ効果のアップ)・電磁波吸収塗料・耐熱塗料などの塗装による機能アップです。
次に、飛行機の塗装・飛行機は真っ白な機体・白いジャンボ機が多いのはなぜ、などの紹介をします。
飛行機の塗装は白?
飛行機の塗装にも、「保護」・「美観」・「機能」の役割があります。
飛行機は真っ白な機体が多くあります。
カッコいい白いジャンボ機の玩具で遊んだ人も多いのではないでしょうか。
飛行機の塗装役割で最も重要なことは、機体を腐食から保護することです。
金属でできた飛行機は、腐食への対策が欠かせません。
飛行機の機体に白色が多く採用されるのには理由があります。
コスト面と、白色が安心感や清潔感を与えるからです。
飛行機の白色はコスト面から
飛行機の塗装が白色なのはコスト面を考えてのことが大きいようです。
飛行機の真っ白な機体には安心感や清涼感もあるので、コスト面からも有利な白色が選ばれているようです。
塗装の中でも比較的安価な白色が選ばれるのは当然のことだと考えられます。
白の塗装であれば塗料の量を少なくできるので、機体重量を抑えることにも繋がっているとされています。
機体重量が軽い方が運航時の燃料費が安くなります。
白いジャンボ機はカッコいいだけでなくコスト面でも有利なのですね。
青や赤などの模様を塗る場合でも下地は白にするケースが多くなっています。
白が基調であれば色を二重に塗るエリアを少なくできるからのようです。