寒中見舞いを出す時期と切手。喪中と同じでもよい?
寒中見舞い(かんちゅうみまい)とは日本の慣習の一つです。
寒中見舞いは、二十四節気の小寒(1月5日頃)から立春(2月4日頃)までの寒中に行う見舞いの手紙・ハガキになります。
現在の日本では、年賀状の返信や喪中のため年賀状が出せない場合の代用に使われています。
また、豪雪地帯・寒冷地で生活している相手を気遣う場合にも使われます。
寒中見舞いは、節分などの季節行事の参加依頼などに使われたりもします。
寒中見舞いとして歳暮のお返しを行う事もあります。
年賀状の差し出しを手控えが広がった昭和天皇の病状悪化による「自粛ムード」のときには、年賀状の代わりに官製の寒中見舞い葉書が発売されたことがあります。
次に、寒中見舞いのマナー・寒中見舞いの時期・寒中見舞いの切手などの紹介をします。
寒中見舞いのマナー
寒中見舞いのマナーで注意するのは3つです。
年賀ハガキ・頭言葉と結語・言葉選びになります。
寒中見舞いに年賀ハガキを使用してはいけません。
寒中見舞いに、正月の年賀状に使うことが多い画像や干支などを使うのもいけません。
寒中見舞いは落ち着いた雰囲気にして、年賀状のような派手な仕上がりは控えます。
「小寒」や「立春」を連想させるような画像などまとめてください。
寒中見舞いには頭言葉や結語はいりません。
寒中見舞いを書くのに厳密な決まりごとはありません。
頭語(拝啓など)や結語(敬具など)は書かないで、季節の挨拶を本文より少し大きめに書くと良いそうです。
全体的にはフォーマルにまとめます。
寒中見舞いは、一般的に年賀状を出せないときや年賀状が間に合わないケースになります。
・喪中の場合の寒中見舞いでは、おめでたい言葉を使わない
・年賀状が間に合わないで寒中見舞いを出すときには「書き忘れた」などの表現は使わないなどに気を付けます。
寒中見舞いの時期は決まっているので間違わないようにしましょう。
寒中見舞いに貼る切手は郵便局で選べます。
寒中見舞いを出す時期
寒中見舞いを出す時期がズレると、「余寒見舞い」になるので注意してください。
寒中見舞いは、正月の松飾りのある期間を意味しています。
寒中見舞いを出す期間は「松の内」から「立春」頃までになります。
「松の内」が明ける1月7日から「立春」の2月4日頃までに寒中見舞いを出してください。
「立春」の2月4日頃を過ぎたら「余寒見舞い」になります。
「余寒見舞い」を出すのも2月末日ごろまでになります。
次に、年賀状・寒中見舞い・余寒見舞いの時期をまとめて紹介します。
・年賀状-1月1日~7日頃まで
・寒中見舞い―1月8日~2月4日頃まで
・余寒見舞い―2月5日~2月末日頃までになります。
寒中見舞い専用の切手はありません。
寒中見舞いの切手
寒中見舞いは1月8日~2月4日頃までの時期になります。
2月5日~2月末日頃までは「余寒見舞い」になるので気を付けてください。
寒中見舞い専用の切手はありません。
寒中見舞いの切手は基本的に通常の切手でも記念切手でも構いません。
喪中の場合の寒中見舞いでも、弔事ではなく相手の安否の確認や心遣いなので切手にこだわることはありません。
ハガキは通常のタイプでOKですが、余った年賀状を使ってはいけません。