手ぬぐい、褌(ふんどし)の数え方、洗い方、保管方法

褌(ふんどし)や手ぬぐいは、現代社会で使うことは少なくなりました。

褌(ふんどし)をつけているのを見るのは大相撲くらいしかありませんね。

祭で神輿をかついでいる男衆が、褌(ふんどし)を着用して手ぬぐいを首にかけているのを見ることはあります。

手ぬぐい(手拭)も現代社会で見る機会は少なくなりました。

手ぬぐい(手拭)よりもタオルの方が使いやすいので、スポーツジムやランニングをしている人が使っているのを見る機会はほとんどありません。

手ぬぐい(手拭)を使う運動競技では「剣道」があります。

剣道の「面」をつける前に、手ぬぐい(手拭)を頭に巻きます。

現代は、一般的に日常生活で使うことが少なくなった褌(ふんどし)や手ぬぐい(手拭)に注目が集まっているようです。

褌(ふんどし)や手ぬぐい(手拭)のことを知っていると、外国から来た人に聞かれても困りませんね。

 

次に、褌のこと・手ぬぐいのこと・褌(ふんどし)の数え方・手ぬぐいの数え方・褌(ふんどし)や手ぬぐいの洗い方や保管方法、などの紹介をします。

 

褌(ふんどし)

 

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褌(ふんどし)は、日本の伝統的な下着になります。

褌には2つのタイプがあります。

帯状の布を身体に巻き付けて身体後部で結ぶタイプと、長方形の布に紐がついていて長方形の布で股間を覆って紐で結ぶタイプです。

褌と似たような下着は世界各地にあります。

「褌」の漢字は「衣」偏に「軍」と書きます。

褌は戦闘服に由来するといわれています。

戦国時代には戦死者の身分は「褌」の有無で見分けていたとされています。

戦国時代の褌は麻が主流でしたが、江戸時代に入って木綿に代わったようです。

江戸時代になると、武士だけでなく一般庶民にも普及するようになったとされています。

一部の上流階層の褌は縮緬などを用いていたようです。

第二次世界大戦までは、日本人成人男性の主な下着は褌でした。

女性も褌を着用することが多かったようですが、第二次世界大戦後に洋装化が進んでブリーフ・トランクス等の新しい下着が出現して急速に廃れました。

次に、手ぬぐいのこと・褌(ふんどし)の数え方・手ぬぐいの数え方・褌(ふんどし)や手ぬぐいの洗い方や保管方法、などの紹介をします。

 

手ぬぐい(手拭)

 

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手ぬぐい(手拭)は、汗や顔や手を洗った後の水を拭ったり、入浴時に体を洗ったりするための木綿の平織りの布になります。

手ぬぐい(手拭)は、寒暑除けや塵除けなどの目的や、祭礼においての装身具として頭にかぶる等しても使われています。

手ぬぐいの長さは、当初は3尺から9尺であったようです。

江戸時代には一幅(約34.8cm・反物の並幅で約36~38cm)で、長さは鯨尺2.5尺(約94.6cm)になりました。

現在の手ぬぐいは、約90cm×35cm程度の大きさになっています。

手ぬぐいの寸法が微妙に違うのは、一反の布から8~11本を裁断したためです。

手ぬぐいの大きさが曖昧なのは、着物を作成した時の反物の端切れからも作られたことも関係しているようです。

手ぬぐいの端が縫われていないのは、清潔を保つ為水切れをよくし早く乾くようにと云う工夫だとされています。

次に、褌(ふんどし)の数え方・手ぬぐいの数え方・褌(ふんどし)や手ぬぐいの洗い方や保管方法、などの紹介をします。

 

褌と手拭の数え方・洗い方

 

褌(ふんどし)の数え方は、一枚(いちまい)や一本(いっぽん)になります。

手ぬぐいの数え方には、一枚・一本・一筋(ひとすじ)・一条(いちじょう)・一掛け(ひとかけ)などがあります。

褌(ふんどし)や手ぬぐいの洗い方は、普通の衣類と同じように洗濯機を使えます。

褌と手拭も、洗濯機で洗い→すすぎ→脱水でOKです。

注意するのは、全自動で乾燥までしないことです。

また、洗剤を使う時に、漂白剤入りや漂白剤を使わないことです。

本染めの手ぬぐいなどは、化学反応を起こして変色します。

褌や手ぬぐいを乾かす時の基本は「陰干し」です。

風通しの良い日陰で陰干しをします。

保管方法は他の衣類と同じです。