アタマジラミの原因、症状、駆除方法、予防方法

人に寄生するシラミには3種類いるようです。

・頭部に寄生するアタマジラミ

・衣類に寄生するコロモジラミ

・主に陰毛に寄生するケジラミです。

シラミの種類と感染集団は年齢と環境に影響されているようです。

アタマジラミ症は12才以下の児童を中心に発生します。

コロモジラミ症は衣類の取替えなど保清行動が不自由な集団を中心に発生します。

ケジラミ症は性行動が活発な年齢層を中心に発生します。

アタマジラミ症の発生は、アタマジラミの寄生が原因です。

アタマジラミの寄生は、世界的にも子供に多い傾向があります。

頭髪の長さや性別に関係があるようです。

同年齢の男児と女児の寄生率を比較した場合は、明らかに長髪の女児にアタマジラミの寄生率が高い傾向があるとされています。

先進諸国や開発途上国を問わず、子供達のアタマジラミ寄生率は高くなっています。

 

次に、アタマジラミ症の症状・アタマジラミの原因・アタマジラミの予防・アタマジラミの駆除方法などの紹介をします。

 

アタマジラミ症の症状

 

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アタマジラミ症の症状は、皮膚の激しい掻痒感です。

1~2匹のアタマジラミが寄生し始めた段階では、ほとんど掻痒感はありません。

アタマジラミが頭部に寄生して3~4週間経過して個体数が増加すると激しい痒みに襲われます。

激しい痒みの原因は、アタマジラミが吸血時に注入する微量な唾液に含まれている成分だと考えられています。

痒みは吸血された皮膚周囲だけですが、イライラ感や不眠に繋がり精神的な負担を引き起こします。

あまりの痒さに皮膚を掻破することがあります。

皮膚の傷から細菌が感染して発熱や疼痛などに繋がることもあるので注意が必要です。

次に、アタマジラミの原因・アタマジラミの予防・アタマジラミの駆除方法などの紹介をします。

 

アタマジラミの原因と予防

 

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アタマジラミ症の原因はアタマジラミの寄生です。

世界的にもアタマジラミ症は12才以下の児童を中心に発生します。

頭が痒いと子供が訴えたらアタマジラミの寄生を考えても良いと思われます。

アタマジラミは髪の毛の接触で感染します。

子供たちが体や頭を寄せて遊ぶ場所や、幼稚園・保育園・小学校の低学年などの集団で多く発生します。

塾やスイミングスクールなどで感染することもあります。

不潔だからといって、アタマジラミに感染することもありません。

毎日洗髪していても感染しないとは限りません。

頭や体を寄せ合って遊ぶ機会が多ければ感染する可能性があります。

アタマジラミは予防ができます。

近所でアタマジラミ症が流行したら大人がシッカリと髪を洗ってやることです。

キチンと洗髪すれば寄生したアタマジラミを減らせます。

お風呂やプールでの、クシ・ブラシ・バスタオルから感染するので注意します。

下着・シーツ・枕カバーに付着しているアタマジラミは、洗濯前に60℃以上のお湯に5分以上つければ死滅します。

 

アタマジラミの駆除方法

 

アタマジラミ症の原因はアタマジラミの寄生です。

予防方法は、キチンと洗髪する・アタマジラミ症が流行しているときはクシ・ブラシ・タオルの共有を避けるなどです。

付着したアタマジラミは60℃以上のお湯に5分以上つければ死滅します。

アタマジラミの駆除方法は、厚生労働省の指導で開発されたピレスロイド系殺虫剤のフェノトリンを主成分とした「スミスリンパウダー」になります。