なぜ桜の下でどんちゃん騒ぎ、酒を飲みたくなる理由は?
花見(はなみ)は、春の訪れを寿く日本古来からの風習です。
花見は主に桜の花を鑑賞することで、別の呼び方には観桜(かんおう)もあります。
花見と聞くと桜の花の鑑賞が知られていますが、梅の花や桃の花を観賞する花見もあります。
桜の花見では、桜の下でどんちゃん騒ぎをしたり、桜の下でお酒を飲んで騒ぎます。
酒を飲みたくなる理由があるのでしょうか。
花見を行う桜の樹木は、日本全国に広く分布しています。
花見で鑑賞される代表的な桜の品種はソメイヨシノになります。
ソメイヨシノは春になったら、地域毎に一斉に咲き競います。
花見は、日本人の季節感を形成する重要な春の風物詩として海外にも知られています。
花見は、訪日外国人旅行の来日目的にもなっています。
楽しい風習としてアジアや欧米にも伝わっています。
日本では、多人数で花見弁当や酒を愉しんでいることが多いようです。
本来は、桜の花を見ながら花見酒を飲むことは風流なことですが、団体などの場合は乱痴気騒ぎとなることも珍しくありません。
次に、桜の下のどんちゃん騒ぎ・桜の下で酒を飲みたくなる理由、などの紹介をします。
桜の下のどんちゃん騒ぎ
桜の下でお酒を飲んでどんちゃん騒ぎをするのは、桜の木には田んぼの神様がいるからのようです。
日本では古来から農耕民族として暮らしています。
稲作では田植えの時期が重要とされています。
田植えは桜が咲き始める頃を目安にしています。
昔は、毎年春になると田んぼの神様が山から降りてきて豊作に導いてくれると信じられていました。
神様が山から降りてきたサインが、桜などの花々の開花と考えられていたようです。
春に桜が開花すると桜の木の下に酒などをお供えして、田んぼの神様を歓迎する儀式を行いました。
その時に、お供えしたお酒を飲んでどんちゃん騒ぎしたことが、現代のお花見の始まりになったようです。
次に、桜と田んぼの神様・桜の下で酒を飲みたくなる理由、などの紹介をします。
桜と田んぼの神様
桜の下でお酒を飲んでどんちゃん騒ぎをするのは、田んぼの神様を歓迎する儀式に関係しています。
桜という名前には、田んぼの神様が関係しているとする説があります。
「サ」は「田の神様」で、「クラ」は「神様が座る場所」という説です。
「サクラ」は田の神様が座る場所という意味になります。
次に、桜の下で酒を飲みたくなる理由、などの紹介をします。
桜と酒
桜の下でお酒を飲んでどんちゃん騒ぎをするのは、田の神様に関係しています。
桜の下でお酒を飲みたくなる理由は、田の神様と一緒にお酒を頂くことで春を祝うことではないでしょうか。
「酒」の「サケ」は、「サ」=神様・「ケ」=食(日常食)という意味になります。
神様が普段口にしている飲み物が「酒」だとされています。
神様と一緒に酒を頂く花見の宴は神聖なものだとされています。