「ずつ」と「づつ」の違いと使い分け。どっちが正しい?
「ずつ」と「づつ」の違いをしっていますか。
「ずつ」と「づつ」の違いは「ず」と「づ」の使い分けです。
「ず」と「づ」の使い分けを知っていれば文章を書くときに迷わなくてもすみます。
例えば、皆で果物を分け合うときに、「1人3個“ずつ”」と「1にん3個“づつ”」のどちらが正しいと思いますか。
「ず」と「づ」の使い方が分からないと、文章の内容によって適当に「ず」と「づ」が入り混じることになります。
「ず」と「づ」の使い方が統一されていないと文章がスッキリしません。
「ず」と「づ」の使い方を知って文章をスッキリさせませんか。
次に、「ずつ」と「づつ」の違いや「ずつ」と「づつ」の使い分けを紹介します。
「ず」と「づ」違い
「ずつ」と「づつ」の違いを知っていれば、「ずつ」と「づつ」の使い分けもしやすくなります。
例外を除いて基本は「ずつ」が正しいようです。
「ずつ」と「づつ」の違いは、「ず」は現代仮名遣いで「づ」は歴史的仮名遣いになります。
「ず」と「づ」では、昔は撥音も少し違っていたようですが、現代では一緒になってしまいました。
「ず」と「づ」のどちらを使うか迷ったら「ず」にしたほうが無難なようです。
文部科学省は基本的には「ず」をつかうと定めています。
学校教育や新聞、テレビなどの公的な文章では「ず」を使うように統一されているようです。
同じ音が続くときは「づ」
「ずつ」と「づつ」の違いが分からなかったら一部の例外を除いて「ず」を使う方が正しいですね。
「ずつ」と「づつ」の使い分けも大切ですが、例外的に「づ」を使うケースがあるので注意が必要です。
「づ」を使うケースの代表例は“同じ音が続く”場合です。
つづく(続く)・つづる(つづる)などです。
パソコンでの漢字変換で「つづく」を“TUZUKU”と入力しても「続く」には変換されません。
このように言葉の単語の始まりが「つ」から始まって次の語に濁音が続く時には「づ」をつかいます。
元の単語が「つ」
「ずつ」と「づつ」の違いや「ずつ」と「づつ」の使い分けを知っていれば文章がスッキリします。
「ず」と「づ」の使い方では、基本的に文部科学省では「ず」をつかうと定めています。
しかし例外もあります。
「同じ音が続く」場合と「元の単語が“つ”」の読み方をする場合です。
「てづくり(手作り)」や「こづかい(小遣い)」・「こづつみ(小包)」などがあります。
“つくり→づくり・つかい→づかい・つつみ→づつみ“などのように、元の単語が「つ」のときは「づ」になっています。