多少と少々の意味、違い、使い分け方

「多少」という言葉は知っていても使うとなると迷ってしまいますね。

多少ありそう・多少残っているよ、などと使います。

「多少」と「少々」は似た言葉ですが意味が違うようです。

「多少」は多いのか少ないのかよくわからない言葉です。

「多少」の意味を正しく覚えていなければ、日常会話で使うことはできません。

「多少」や「少々」は日常会話でよく使う表現なので、正しい使い方を覚えておくことが大切です。

「多少」を使った基本的な例文と、「少々」を使った基本的な例文を用意して活用すれば、多少と少々を間違いなく使えます。

 

次に、「多少」の意味・「多少」を使った例文・「少々」の意味・「少々」を使った例文・「多少」と「少々」の違いなどの紹介をします。

 

多少

 

2018-087-04

 

「多少」という漢字の読みは「たしょう」です。

「多少」の「多」の部首は「夕(せき)」です。

夕部+3画の夕部3画の漢字です。

「多」は夕部の総画数6画の常用漢字・教育漢字です。

「多」の音読みは「タ」、訓読みは「おお(い)」になります。

「多少」の「少」の部首は「小(しょう)」です。

小部+1画の小部1画の漢字です。

「少」は小部の総画数4画の常用漢字・教育漢字です。

「少」の音読みは「ショウ」、訓読みは「すく(ない)・すこ(し)」などになります。

「多少」の意味は、名詞と副詞と古語では違います。

名詞としての「多少」は、数や量の多いことと少ないことを意味しています。

「多」が数量のおおいことを、「少」が数量の多いことを意味しています。

 

副詞と古語の「多少」

 

名詞としての「多少」の意味は、数や量の多いことと少ないことです。

「多少」という言葉を使うときには副詞として使うことのほうが多いようです。

副詞での「たしょう」の意味は、少し・わずか・ちょっと、などになります。

副詞の「多少」の例文では、「多少自由になった」などになります。

古語としての「多少」は、数が多いことです。

同じ漢字の「多少」でも、名詞・副詞・古語では違いますね。

次に、「少々」のこと・多少と少々の違いのまとめを紹介します。

 

少々

 

httpss___imgix-proxy_n8s_jp_content_pic_20171123_96958A88889DE0E1E7EBE7E2E7E2E3E5E3E3E0E2E3E5E2E2E2E2E2E2-DSXZZO2359509017112017000000-PB1-1

 

「多少」の意味は、名詞・副詞・古語で違います。

「多少」の例文には、「多少修行しても・多少何か」などがあります。

「多少」と「少々」の違いを分かるために「少々」の概要を紹介します。

「少々」の読みは「しょうしょう」です。

「少々」の意味は、・程度や状態がちょっとであること・ありきたりであること・大したことではないこと、などになります。

「少々」の例文には、「少々邪魔になりました・少々興奮します・少々お話を聞きたい」などになります。

「多少」と「少々」の違いをまとめます。

名詞の「多少」の意味は、数や量の多いことと少ないことです。

副詞の「多少」の意味は、少し・わずか・ちょっと、などになります。

「少々」の意味は、・程度や状態がちょっとであること・ありきたりであること・大したことではないこと、などになります。

「多少」も「少々」も、程度や数量がほんの少しであることを表す場合につかわれますが、

「少々」は「多いことと少ないことを表す」場合は使えません。